以下のテキストは当社主催のセミナーで実際に使用しているテキストの抜粋版です。
ISO14001の特徴・導入メリット・必要性
ISO14001は、経営管理サイクルである「Plan-Do-Check-Action」に対応させて、環境負荷を継続的に軽減するための経営システムです。
@ 経営システムの確立と効率化
“何となく有るようで無かった”明確な経営システムを(環境という面からだが)企業が手に入れられる。経営体質の強化、従業員の意識改革、リスクに対する管理力の向上など。実際、中小企業ではこのことを主目的に導入する企業も多いのです。
A「時代の要請」と営業・売上の向上/又は減少回避
社会的な動向として、今や環境問題は避けて通れないものです。地球温暖化、オゾン層破壊、ダイオキシン、ゴミ問題、土壌・地下水汚染などなど数え切れないほどの問題があり、多くは企業活動に起因している。環境に配慮した企業活動が取引 の条件(パスポート化)となる可能性(グリーン購入)は、今後益々高まる。先手を打って導入して営業戦略とする/ 又は売上減少を回避するということです。
B 環境リスクの回避/リスク管理力の向上
一般的社会動向としての規制緩和に対して、環境に関しては法規制は今後も更に強化されます。昨日まで何ら規制のなかったものが、今日から規制されるかもしれない。フロン、廃棄物、容器・包装、家電などです。水質汚染を未然に防止する対策によりリスクを低減し、その結果、原材料の削減による大幅コストダウンを達成した企業もあります。
Cコストの削減
企業活動では、資源やエネルギーを使用し、有用な製品・サービスを生み出し、無用な排出物(大気系、廃水、ゴミなど)を出します。これらは、すべてコストと関係します。環境マネジメントの導入により、省エネ・省資源でコスト削減につながったり、廃棄物の削減が、再利用の検討から新商品の開発につながったりする例もあります。
I〜ISOとは〜
ISO(アイエスオー、またはイソ)という言葉は国際標準化機構=International Organization
for Standardizationの略称です。言葉をそのまま略すればISOではなくIOSとなるのですが、ギリシャ語で標準や相等しい、平等を意味するISOS(イソス)から取ってISOの略称となっています。